『世界は宗教で動いている』橋爪大三郎・光文社新書を読んで・・・

  手に取って2日で読んでしまった。面白かった。内容は、キリスト教、イスラム教、ヒンドウー教、儒教、そして神道についてわかりやすく、そしてポイントをついた解説がされていた。久しぶりに 小生の、好奇心を刺激しました。特に一神教と多神教の比較が際立っていました。多神教の日本人に唯一神の宗教をすんなりと理解させてくれました。現代社会を理解する場合に避けて通る事が出来ないキリスト教、イスラム教を唯一神という観点から、現代社会を理解するヒントを与えてくれた気がしました。グローバルに世界を理解する必要性を感じました。久々に読んでいて成程と思いました。人間と自然との関係が、西洋と東洋では全く違う事がよくわかりました。また、仏教の世界観が今迄自分が捉えていたものと違う事も自覚できました。読んできた本の中で、これまでの知識を整理してくれてありがたいなあと思いました。世界の謎がひとつひとつ自分の中で解明されていく、快感を少しだけ感じることができました。