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建仁寺垣根を作る

 11月23日と24日は、建仁寺垣根の制作に携わった。あいにく、両日とも雨の様子で、作業は困難を極めた。午前中から解体を行った。1坪と45センチ幅の直角の垣根がついた、生垣だった。両面張りだったので、立子の数は、42枚と10枚だった。解体を進めるうちに、構造がよくわかってきた。胴縁の中には細い木の棒が入り、立子と立子に間には、竹の薄い板が入って、立子の整列を導く構造になっており、立子の固定には銅線が使われていた。緻密な構造だった。柱は、セメントの上にねじ止めだった。胴縁の中の木と、針金の構造を受け継ぎながら、作業を進めて、立子の整列までやった。胴縁の取り付けは、仮止めまでになり、次に日になった。次に日は、胴縁をつけながら、棕櫚縄で締めながら、両端を釘打ちした。4か所、三ケ所、交互に行って、最後の頭まで行った。1日半の仕事だった。両面の建仁寺垣根は、大変だ。二人でないと出来ないことが分かった。とてもいい勉強になった。棕櫚縄の結ぶはまだまだだ。