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まだまだ花は咲く

4月になり、植木おじさんは、花おじさんとなっている。左の写真は、去年二桁収穫があった檸檬であるが、ほとんどの枝に花芽がびっしり見られるような状態になってきた。3月の終わりころは茎のところどころや、葉っぱの付け根(わきめ)に小さな突起が出来その色がやや赤ければそれはやがて花芽に成長していく、その次には、葉芽が出来るがその葉芽も赤ければ花芽を含む芽に成長していく。純粋に葉芽になるのは、最初から緑の突起である。隣に20年も鎮座している柚子は、すべて葉芽から出発して今年も花芽はつかなかった。残念です。柚子の大馬鹿20年という。

 

 3月からアジサイの芽が吹いてきた。4月10日ふと見ると、もう花芽が出来ていた。早いものであるが、しっかり花を咲かせる準備を着実にしているのだろうと思う。他に青いアジサイが地植えで2本、鉢で2個程あるが、これらももうすぐ、葉と葉の間に花芽を準備するはずである。開花までの間の花芽の成長は、日々少しづつ変化していくので、毎日が楽しみである。日々の積み重ねの変化の中で、開花までの準備をしていく姿は、けなげでもあり、逞しくも感じる、人間の生き方にも通ずるところがあるのかなあ、と教えられた気がした。花も木も毎日見ていると楽しい。